![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=1070x10000:format=jpg/path/s548e50512f3d1a27/image/ia66ebb80de8c53f4/version/1587789342/image.jpg)
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=469x10000:format=jpg/path/s548e50512f3d1a27/image/ibaa4a4fbe92d1baf/version/1606657670/image.jpg)
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=1070x10000:format=jpg/path/s548e50512f3d1a27/image/i4143b834586d1f6b/version/1587789374/image.jpg)
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=500x10000:format=jpg/path/s548e50512f3d1a27/image/iae4c83268d4a0002/version/1606657674/image.jpg)
BEFORE 元々の状態
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=577x10000:format=jpg/path/s548e50512f3d1a27/image/i600ef1c63dad2b7c/version/1606812830/image.jpg)
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=578x10000:format=jpg/path/s548e50512f3d1a27/image/i6d74d78a0541c3a4/version/1606643273/image.jpg)
築90年の長屋再生
大阪の福島区にある築90年の長屋を住居へと改装(リノベーション)する計画です。リノベーションでは、3つのことを考えました。1. 古い部分を生かす、2. 建築を減量する、3. 自然素材を使う、です。「1. 古い部分を生かす」では、魅力的な柱や梁、経年変化で味わいのある木部や鉄部など、ひとつひとつ状態を確認しながら、生活の中で楽しむことができるように活用しています。特に天井の太い梁は元々は天井に隠れて見えない状態でしたが、天井を解体して、高い天井高さを確保すると共に、梁を見せる空間としています。「2. 建築を減量する」では、引き継がれる建物に足すのではなく、引くことで魅力を増すようなつくりを基本的な考えとしました。建物の減量化を測ることは構造的にも有利に働きます。そして、味わいのある建物に過度の足し算による改装は合わないと考えたからです。実際に天井を抜き、必要のない壁を無くすことで、建物全体の重量が軽くなり広がりを確保できます。「3. 自然素材を使う」では、新しく直す部分には自然素材を使っています。剥がれていた土壁をしっくいで塗り直し、補強には木材、鉄の金物を使用しました。これからも美しい経年変化となるようにと、そのことを大切にしました。
OPEN NAGAYA 2018参加
大阪市住まいのガイドブック「あんじゅ」volume75掲載