18.09.2023
ボーリング調査で採取された試料です。調査はハウス技研通商株式会社へ依頼しました。ボーリング調査の中で、地盤の硬軟や締まり具合の判定をする試験を行います。その際に採取された土の試料は瓶につめて、土質標本として提出されます。



25.08.2023
建築とは、最も抽象化して考えると「境界」をつくることである。境界を構成するものが柱や壁、屋根であったりして、その集合体が建築物となる。境界だけでも成立するが、境界によってできた空間に人が「定着」することが重要だと考えている。人が定着するとは、そこで時間を過ごしたいと思わせる「何か」があることだ。

20.08.2023
大阪でみつけた工場と集合住宅の風景である。両者の対比的な姿が目にとまった。特に工場がおもしろい形をしている。集合住宅はモダニズムの「均質空間」であるが、工場は「不均質な空間」である。両者を読み解くことで、新しい建築を考えるヒントを探ることはできないか。工場は製造や加工を行うための場所で、人が滞在するための場所ではない。しかし、そこに行ってみたい、もしそこで暮らしたらどうなるだろうかと想像力を掻き立てる空間である。

18.08.2023
都市はインフラ、建物、生活用品というように人工物が重なってできている。都市を構成するひとつひとつの要素は、すべて人が設計したもので、人が思い描いた通りの形をしている。しかし、要素が重なりあうことで、誰も予想しなかった出来事が起こる。重なりあいで予定調和が崩れて、意外性や面白さが生まれる。都市が持つ「生きることに必要なものが、重なりあって生まれる魅力」はそのまま建築に応用できる。

17.08.2023
窓はとても重要な部位である。建築とは、柱や壁といった構造体で「境界」をつくることである。外と内、部屋と部屋を仕切るように、Aという世界とBという世界に境界を与えることだ。窓は境界によって分けられた二つの世界をつなぐものである。境界だけでは二つの世界は閉じてしまい、関係性を持たない。窓があることで両者の出会いが生まれて、つながり方や奥行きといった関係性による豊かさが生まれる。

15.08.2023
廃墟には空間の押し付けがましさがない。廃墟が過去に持っていた機能は時間とともに風化している。現在は新しい機能を求めて、ただただ吸引力を持つのみである。私たちは、普段あまりに多くの「特定の機能を前提とした空間」に囲まれ過ぎている。廃墟の中に身を置くと、機能に縛られた日常を離れて、とても清々しい気持ちになる。誤解を恐れずに言うと、廃墟のような空間をつくりたいと考えている。

14.08.2023
「極大化する」というデザインの方法がある。あたりまえに見ているものを極大化して考えることで、本質を見極める思考法である。

13.08.2023
「日常」の見方を少し変える。ほんの些細なことで人々の視点を変えて、多くの発見を生むことはデザインの本質である。「Less is more」とは建築家のミース・ファン・デル・ローエの言葉である。直訳すると、少ないことはより豊かだという意味であるが、最小限のデザインで最大限の効果を上げることとも言える。

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