インターン生からよく受ける質問があります。「パースはどうやって作っていますか?」。建築学生もいれば、インテリアデザインを学ぶ学生もいて、背景はさまざまですが、設計現場で何が行われているのかをできるだけ具体的に共有したいと思っています。CORREDで主に使っているのは、Vectorworks(作図)、SketchUp(3D)、SU Podium(レンダリング)、Photoshop(仕上げ)の4つです。この組み合わせで、設計からパースまでを一連の流れとして扱っています。
パース制作は大まかに、①天空光だけのレンダリングを「下絵」として書き出す、②影あり/影なしを分けてレンダリングして後から影を調整する、③SketchUpの画面表現も素材として混ぜる、という流れで進めています。少し漫画的なニュアンスが入ることで、リアルさと抽象性のバランスが取りやすくなり、伝えたい雰囲気が立ち上がることがあります。パースはリアルに見せるためだけのものではなく、意図や魅力を伝えるための道具だと考えています。強調するところ、あえて描かないところ。その取捨選択に設計の意志が表れ、見る人の心に届く絵になります。
①天空光だけのレンダリング
②影あり/影なしを分けてレンダリング
③SketchUpの画面表現
①〜③を使って完成したパース
