金のクロスの使いどころを探る


今回は、「金のクロス」にフォーカスしてみます。

クライアントから「金色の壁紙を使いたい」とのご相談があり、各メーカーからさまざまな金のクロスを取り寄せました。せっかくの機会なので、種類別にまとめてご紹介したいと思います。


 

華やかさを演出する「柄もの」の金クロス

 

まずは装飾的な柄のあるクロスから。

金の壁紙は、空間に華やぎや非日常感を与えるために用いられることが多く、ダマスク柄や古代の壁画を思わせるものまで幅広く存在します。

柄のデザインは好みが分かれるところでもあるので、慎重に選定していきます。

左から順に:

  • SWT2708(9800円/本・10m巻)

  • SWT2706(9800円/本・10m巻)

  • SWT2707(9800円/本・10m巻)

  • SGA744(2200円/m)

 

 

柄の主張を抑えた「シンプル系」の金クロス

 

次は、比較的プレーンな表情の金クロスたち。

柄のないもの、もしくは極めて控えめなテクスチャのものは使いやすいです。

左から順に:

  • SGA754(2200円/m)

  • SW2173(6400円/m)

  • SW2174(6400円/m)

  • SGA214(6000円/m)

 

その他「個性派」クロスたち

 

こちらは、ユニークな質感や仕上げのクロスたち。

中でもスパンコール調のクロスは、存在感が強くインパクトがあります。

左から順に:

  • SGB719(価格記載なし)

  • SGA746(2200円/m)

  • SGA174(2400円/m)

  • SGA182(7600円/m)

 

 

黒と金のもの

 

最後は、黒と金のコントラストが際立つ仕上げです。

こちらのクロス群は、例えば暗い空間にスポットライトで照射するような局所的な照明計画と相性が良いでしょう。

左から順に:

  • SGA183(7600円/m)

  • SGA750(2400円/m)

  • SW2036(5700円/m)

 


 

金のクロスは、実際に空間に貼ってみると、光を受けて想像以上に反射するのが特徴です。

光の色や角度によっても印象は大きく変わります。例えば銀色のクロスに電球色の照明を当てれば、視覚的に金色のように感じられることもあります。金のクロスであれば、より金らしく見せる工夫も可能です。

 

空間を構成する一要素としての「壁紙」も、適切に選び、適切に使えば、その場に強い個性と印象をもたらします。

 

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