今回は、19φ(19ミリ径)のメッキパイプを使って製作した棚をご紹介します。
実はこの棚、もともと事務所で使っていたのですが、
仕事で訪れた方から「同じような棚をオフィスにも導入したい」とリクエストをいただくほど好評だったもの。
シンプルな構造ながら、サイズ調整や再構成も自由自在。使い方に合わせて組み替えられる柔軟さが魅力です。
以下、それぞれのパーツやこだわりについて詳しくご紹介していきます。

パイプ素材について
使ったのは 19φのメッキパイプ。
もともとは造園用として流通しているものですが、質感の良さと、自分でもカットできること(パイプカッターを使用)から、棚づくりにぴったりだと感じて採用しました。
径を19mmにしたのは、見た目のバランスを考えたから。
これ以上太いと少し重たい印象になってしまいますが、19φだとスリムでシャープな印象を保てます。
今後試したいアイデア
このシステムの良いところは、同じ19φ径であれば素材を変えても組み合わせが可能な点。今後、以下のようなバリエーションも検討中です:
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アルミパイプ(より軽量に)
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木製の丸棒(温かみと自然素材のミックス感)
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メッキパイプに塗装着色(空間のアクセントに)

接続金物|19φ用の自在クランプ
パイプ同士を接続するのには、19φ用の自在クランプを使用。
これだけで、自由な角度・方向にパイプを固定できます。
そして、地味ながらこだわったのがカラー選び。
ゴールド色のクランプを選ぶことで、インダストリアルな素材に少しの華やかさを加えました。

端部の処理|エンドキャップ
パイプの端部は、これまで「切りっぱなし」にしていたのですが、安全面を考慮し、エンドキャップの取り付けをおすすめします。
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ステンレス製のキャップなら、見た目もスマート。
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ゴム製などで処理することも可能です。
これで、意匠性を損なうことなく、安全性も確保できます。
足元にはアジャスター機能を
今回紹介する棚の下部には、高さ調整ができるアジャスト機能付きの脚を取り付けています。
床の微妙なレベル差にも対応でき、ぐらつきを防げます。
まとめ
19φのメッキパイプを使った棚づくりは、手軽さ・拡張性・デザイン性のバランスが非常に良いです。
DIYやスモールオフィス、ショップ什器などにも活用しやすく、工夫次第で空間にぴったりのオリジナル収納が生まれます。
これからも、この「19φシリーズ」でさまざまなアイデアを形にしていければと思っています。