Relaxation Lounge Synchro
本計画は、大阪・本町にオープンした、男性セラピストのみで構成されるエステサロンの内装デザインである。特徴的なコンセプトをもつ店舗として、一般的なエステサロンとは異なる、独自の個性が求められた。内装のテーマは、都市の喧騒から切り離された「非日常の落ち着き」。街中のビルの一室にありながら、ドアを開けた瞬間に気持ちが切り替わるよう、エントランスには深いブルーの扉を設け、訪れる人の感覚を静かにリセットする仕掛けとした。待合スペースでは、天井から吊るされた特注製作の大きなシャンデリアが空間の象徴となっている。フレームから設計したこの照明は、繊細さと力強さを併せ持つ造形で、サロン全体の世界観を印象づける存在だ。ラウンジから施術室へと続く扉は、絵画が開くような遊び心のあるデザインとし、次の空間への静かな驚きと期待感を演出している。施術室はモノトーンを基調とした落ち着いた内装とし、テーマカラーに合わせて配置したグラフィックが、空間にさりげないアクセントを加えている。五感をやさしく包み込むような設えによって、施術そのものがより豊かに感じられる空間を目指した。
雑誌『CLASSY』2021年3月号掲載
雑誌『MORE』2021年4月号掲載
