外構の「塀」に使用する木板の選定過程です。
杉板を使用しています。
下写真の左>杉板の素地
下写真の中>杉板にオスモウッドステインプロテクターのパティナ色を1回塗り
下写真の中>杉板にオスモウッドステインプロテクターのクオーツグレー色を1回塗り

木材は耐候性を確保するため、保護塗料を塗装します。
保護塗料は
「オスモウッドステインプロテクター」(上写真で使用)
「キシラデコール」
をよく使います。どちらもメジャーな塗装材です。

背景にちょうど経年変化したベンチが見えますが
木材は雨と紫外線の反応で、徐々にグレー色になっていきます。
今回の塗装は元々少しグレーががっているので
経年変化後も自然に馴染むようにと意図しています。
重ねて塗りすぎると木目が見えにくくなってしまうので
「1回塗り+クリア」で2回塗りとして
保護性能と木目の美しさを両立しています。

こちらは別物件で使用した素材です。
上写真の左>杉板にウッドロングエコ塗装品(木もちeフェンス)
上写真の右>セランガンバツ(中山源太郎商店の製品)
セランガンバツはハードウッドと呼ばれ
硬く、耐久性が高いです
見た目も硬めに仕上がる印象があります
感覚ですが
柔らかい庭にしたい時は「杉板」
カチッとした庭にしたい時は「セランガンバツ」を使います

上写真は検討の様子
キシラデコールやオスモの色を混ぜて
これぞという色を探しています
外壁でも使えるので
少し赤みのあるブラウンや濃いグレーなど
日々ストックしています
